2014年10月17日金曜日

宮下昌也の個展 『いのちのかたち』

公式ホームページ 第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリーのイベントです。

11月8日(土)-16日(日)11:00-18:00  

10、11日(月・火)休館日























宮下昌也 いのちのかたち

芸術祭やアサバアートスクエアで数々のイベントを行ってくださっている宮下昌也さんのアサバ四回目となる個展です。
宮下さんの描く、柔らかで奥行きのある色彩を持つ作品を目にするたび、視る喜びに満ちます。しかしじっくり見ていると感銘を受けるのは、たんに画面が美しいからというだけに留まるものではありません。

彼の作品には自然も人間も解け合い入り交じりあいながら同等の存在として描かれているのが特徴です。自然と人間という分かりやすい二分された構図でははなく、「人間もまた、自然のいのちの一部である」。そんな当たり前のことが描かれた画面を見ているうちに、深い安らぎを感じずにはおられません。人となりもまさに自然の一部のような方ですよ。

私たちは、簡単に「自然」という言葉を使ってしまいます。またそれと対立するかのように「人間」という言葉を使ってしまいます。(私生活でも、このブログ内でも、精査なく使ってしまっていますが…)人間もまた、地上に生まれた「自然」の一部なのでしょう。「自然を大切に」ということは「私たちを大切に」すると同じ意味なのだと思いませんか。

人間と動物と草木が解け合う今回のタイトルにこめられた、「いのちのかたち」。いろいろと書いてしまいましたが、小難しく考えるものではなく、画面から溢れてくる伸びやかな「いのちのかたち」の喜びを受け取ってくれたらいいなぁと思います。




宮下昌也さんのコメント
1年間の活動の集大成的、アサバ・アートスクエアでの個展です。
1年間に行って来たライブペインティング、公開制作での作品、アトリエにこもって制作した小品たち。アサバのギャラリー、カフェ、中庭をフルに使って立体的な展示を展開します。会期中はワークショップ、ライブペインティングも行います。是非おこしください。


◎「麻でヒンメリ」ワークショップ


11月8日(土曜)9日(日曜)11:00-

当日随時受け付け:2,000円(材料費込み)
*10歳以下は保護者同伴




今年のワークショップは6月に栃木の日本麻フェスティバルで発表した「麻でヒンメリ」ワークショップ。材料に限りがあるので、確実に受講したい方は予約を入れてください。
TEL: 045-783-9705 (Asaba Art Square)
(注*フライヤーには14:00からと記載しましたが、2日間とも午前中から随時受け付けます)


6月の麻フェスティバルでのワークショップの様子はこちらから。


追って詳細報告します!
◎ライブペインティングwith奈良大介
11月16日(日)14:00-
ライブペインティングwith奈良大介
前売り予約:2000円 当日:2500円
小学生以下:1000円

最終日のライブペインティングには奈良大介さんをお迎えします。ジャンベ奏者として名を馳せている奈良さんですが、ソロでの彼の唄にとても注目しています。数々のライブ会場で奈良さんの音が入った絵を描いてきましたが、奈良さんとサシでのパフォーマンスは実は今回が初。待望のライブです。

奈良大輔プロフィール



宮下昌也プロフィール


鴨川市, 千葉県, JAPAN
1962年東京生まれ。 記憶では3歳より絵を描き始めて20歳より展覧会で作品発表を始める。 1988年東京芸術大学デザイン科卒業。在学中より背景美術の仕事をしながら、アジアを旅する。 1990年に房総半島鴨川市の山中に移住。 1992年縄文土器制作を井筒禎治氏に師事。 2008年デザインショップmachiyaと共に、人と自然をアートでつなぐ里山整備プロジェクト「アートガーデン・コヅカ」をスタート。 2010年よりコヅカ・アートフェスティバルを主宰。 現在、ギャラリーや店舗企画による展覧会での作品発表、ライブペインティング、ワークショップ、壁画制作、ヘンプクローズブランドへのグラフィックの提供、CDジャケット、グッズの制作など、描くことを媒介として、ジャンルを超えたコミュニケーションを続けている。絵本作品に「いのちくるくる」(至光社)「なつみかんのきのはなし」「そらいろなにいろ?」(共に鈴木出版)「絵本CD・夢から今へとつなぐ旅」(音楽:モーフの旅/PAYAKA record)


ギャラリー: http://hoshimitei.blogspot.jp 




Botanic Green 植物染め Exibition

公式ホームページ 第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリーのイベントです。



Botanic Green 植物染め Exibition

2014.11.1(土曜日)-12(日曜日)10:00-17:30


服飾ブランド、Botanic Greenの展示&販売を行います。
Botanic Greenさんの服は、ひとつひとつ、手で草木染めをしているため、染めの具合も微妙に異なり、
着ていくうちにこなれて味わいも増してゆく、、。
四季とともに色を変えてゆく自然の景色に合わせるように天然色の服を着る。
Botanic Greenの服を身にまとうことで季節のうつろいに敏感になり、
ほんのり特別な日々を過ごせそうですね。
そんな、あなたの日常に寄り添うお気に入りの一着を探してみませんか?




Botanic Greenはヘンプ、オーガニックコットン、リネンなど、天然素材を使ったオリジナルアイテムを、季節のさまざまな植物で染めています。天然素材の肌触り、手染めの風合いをお楽しみください。




◎緑葉染ワークショップも行います!

緑葉染 WS
11月1日(土曜日)
10:00-13:30
参加費: 3000円
お申し込み 0457839705(ASABA ART CAFE)


Botanic Greenさんの繊細妙味な天然の色と肌触り、草木の香り、身体を包む柔らかなかたちに囲まれたあとは、カフェにて身体に優しいベジプレートランチや、ケーキなどの天然自然な味覚も楽しんでくださいね。

         


About : Botanic Green

薬草を含む、様々な植物の若葉で、緑色染めをしています。
生葉を使った染で手間がかかりますが、植物によって微妙な色の違いが出て、自然をそのまま写した色が現れます。植物の種類、採取する季節によって、沢山のバリエーションがあります。江戸時代の日本人は、褐色の加減も考慮して、色んな中間色や渋い色を楽しんでいたようです。私達は、その感覚今に蘇らせたいと思っています。葉っぱで染めたものは香りが漂います。身につけると森林浴と同じ効果があります。 
採取する植物の中では、繁殖力が強く、群生してお百姓さん泣かせの雑草などが、以外に綺麗な色に染まったりします。 私達はそういう害草を逆に有効利用してると思っています。 剪定後の枝葉も種類によっては、ムダになりません。































2014年10月4日土曜日

再掲☆アサバアートスクエア会場の街角アートラリー情報です

第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリー

(随時情報追加中)













海の公園にて2014.9.14に迎えた1DAYイベントも大成功!
場所を金沢文庫の街へと移し、これからも街にとけ込みまだまだ芸術祭は続きます。
ここではASABA ART SQUAREを会場とした第16回金沢文庫芸術祭の街角アートラリーイベントの一覧を紹介します。詳しくは記事にて紹介していきます。
オフィシャルサイトにて、その他の会場で行われるものもチェックしてください!
*まだまだ追加の予定あるのでその都度、お知らせしたいと思います
公式ホームページ
第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリー
Facebookページ
金沢文庫芸術祭2014



2014.09.28(日)
ルービン•サウフキーのナポワトタニ講演会
「ホピの生き方を語る~内なる慈悲の心が自らを癒す~」
→詳細


2014.10.1(水)-8日(水)
尾崎曜子の絵画小品展
尾崎曜子ワークショップ
同日13:00-「コサージュ/ヘアかざり」
→詳細

2014.10.04 (土)
2014年芸術祭子どもパレードコレクション
→詳細

2014.10.8.(水) 13:00-
尾崎曜子ワークショップ「マスコット人形」
→詳細

2014.10.11(土)
アイヌ文化 見て、触れて
13:00-16:00 木彫ワークショップ
16:30—19:00 講演及びコンサート
→詳細

2014.10.12(日)
Native American Music Day
11:30- インディアンフルート講習会 定員15名
14:00- ラコタの唄の会
16:00- フルートサークル 定員20名
17:30- インディアンフルートLIVE
展示即売コーナー同時開催
→詳細

2014.10.11(土)-10.18(土)
ネパール マンダラ絵画展 
生徒たちの初めての作品展
→詳細
2014.10.13(月曜祝日)
ネパールのマンダラ絵画講座
講師:チットカール•ディポック先生
14:00-15:30頃まで
→詳細


2014.10.18(土)
☆Tivet Voice☆
ソナム•ギャルモのコンサート
15:30-16:30
リンジン•ギャリ•野口さんチベット文化を語る
展示販売コーナー同時開催
→詳細

2014.10.19(日)11:00-17:00 
Ruu☆Ruu +HILO リ•ファッション協会
ちくちくリメークワークショップ
→詳細

2014.10.26(日)
カプリオル ルネサンスダンス公演
「ノエル!ノエル!ノエル!」
13:00-、15:00- 二回公演


2014.11.1(土)-2(日)
Botanic Green Exhibition
自然素材の優しい服ブランドBotanic Greenさんの展示、販売。
草木染めワークショップもあります。
→詳細

2014.11.7(金)10:30-
ベジプレート付ベビーマッサージ講座
→詳細

2014.11.8(土)-16(日)
宮下昌也の展覧会『いのちのかたち』
→詳細


2014.11.8(土)9(日)14:00- 
宮下昌也クラフトワークショップ、麻でヒンメリ
→詳細

2014.11.16(日)14:00-
奈良大介ジャンベ&ギター奏者Live
と宮下昌也ライブペインティング
→詳細


2014.11.29(土)-12.6(土)
KAF写真展 ~虹の追想~
出展者:大村祐里子、飯田浩一
第16回金沢文庫芸術祭1Dayイベントや街角アートラリーの様子を一望できる展覧会です。
スタッフによる写真展示もあり。


↓クリックで拡大






身体にやさしいランチ付♪ベビーマッサージ講座

公式ホームページ 第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリーのイベントです。

ベジプレート付ベビーマッサージ講座

2014.11.7(金)10:30-


育児を頑張っているママたちへ

毎日の育児おつかれさまです。
赤ちゃんが日々成長していく姿はとても可愛くてパワフル。
その様子を見ているだけで、こちらも元気をもらえます。
それでもいつも側で見守るお母さんも毎日とてもパワーがいりますよ

そんな頑張っているお母さんにも成長している赤ちゃんにも
スペシャルなご褒美の時間を体験してみませんか?
オイルを使用したベビーマッサージを通して
いつもと違った方法で赤ちゃんと優しく触れあいながら、
赤ちゃんもお母さん自身もリラックスした癒しの時間を過ごしませんか?

レッスン後は授乳中のママにも優しい野菜を使ったアサバカフェのランチを頂きながら、
たくさんゆったりおしゃべりして、お母さん同士、情報交換をしましょう!

対象:2ヶ月から1歳くらいまで赤ちゃんとママ、妊婦さんも歓迎♪

2014.11.7(金)10:30-
会場:アサバアートスクエアカフェ
参加費:3000円 オイル等材料費+ランチ代込み
持ち物: バスタオル1枚、赤ちゃんの水分、いつものお出かけセット
申し込み: Emailにて受付

アドレス: piyos-school@nifty.com
① お子様のとお母さまのお名前
② お子様の月齢
③ ご連絡先
の記載をお願いします。

*メールの返信に時間を頂く場合があります。ご了承ください。
ご質問などもお気軽にご連絡ください♪


12月にも第一金曜日(12月5日)にレッスン予定です。

講師紹介
ぴよーずSchool主宰
須藤佳代子 
blog: http://ameblo.jp/piyos-school/
チャイルドボディセラピスト

赤ちゃんとママ・プレママのためのベビマレッスン

ベビーヨガ(ママの産後の骨盤調整含む)レッスン 
横浜市金沢区の自宅を中心に、金沢文庫教室
能見台教室・関内教室・上大岡教室にてレッスン中です♫
横須賀方面、横浜市内各地、出張レッスン承ります




ちくちくTシャツリメークワークショップのお知らせ

公式ホームページ 第16回金沢文庫芸術祭街角アートラリーのイベントです。
☆2014年度 角アートラリー、アサバアートスクエアでのイベント情報一覧はコチラ。

Let’s be a Designer!

ちくちくリメーク



2014.10.19(日)11:00-17:00 



Ruu☆Ruu +HILO リ•ファッション協会

ちくちくリメークワークショップ

金沢文庫芸術祭、街角アートラリーにて、衣装作家のRuuさんとラピカ主宰のHILLOさんがワークショップを行ないます。お手持ちのTシャツをおしゃれに、ポップにかわいく!またはエレガントに!蘇らせましょう。

日時: 2014.10.19(日)11:00-17:00 
参加費: 3000円 (リメークしたいTシャツを持参してください)
所要時間目安: 3時間程度 
時間: 11:00-(最終受付 14:00)



講師紹介
●Ruu☆Ruu
帽子アーティスト、衣装アーティスト
作品 http://ruuruu.jp
HP: http://ruuruu.jp/ruuruu.php
FB: https://www.facebook.com/ruu.ruu.75

●HILLO
絵画、オブジェ作家。ラピカアート主宰

Lappica Art&Body : http://lapica.exblog.jp/
FB: https://www.facebook.com/LapicaArtGallery

素材提供
●JunJun
日本リ•ファッション協会 http://www.refashion.jp


new!
Ruuさんからの直前メッセージ
ボンジュールウ。
タイフ~ンゆきずたあとはなんと美しい!皆さん きっとアートラリーなど、楽しんでおられることでしょう。ルウも今週19日の日曜日、ヒロサンとリ・ファッション協会といっしょに、ちくちくリメーク!ワークショップします。アサバアートスクエアで11時-17時まで手仕事の愉しさ体験に お好きなTシャツ持って、お出かけください。いっしょにちくちく遊びましょう。

RuuRuu

☆ Tibet Voice ☆ コンサートとお話

2014年10月18日(土曜日)

【༃༃チベットボイス༃༃】


༇ヒマラヤの蒼い空をわたる歌声༇

















チベット人たちは『自由と命』のために、雪のヒマラヤを超えていきます。故郷と民族の誇りを胸に抱き、チベットへの愛を世界中に伝えに旅立ちます。そんな在日チベット留学生による文化紹介とチベットの現状のお話し、紺碧の空に響く歌声、あたたかいバター茶のおもてなしとともに、その愛を感じに来てください。
「私たちは皆同じ人間です。」世界に命の息吹をつなげましょう。
アサバアートスクエアでお待ちしております。
チベット人の留学生の楽しい仲間たちがチベットの歴史、文化を唄や踊り、雑貨、食べ物を通して紹介します。


Tivet Voice ソナム•ギャルモのコンサート

時間: 15:30-16:30

予約: 大人1500円 子ども: 1000円
当日: 大人2000円 子ども: 1500円

お問い合わせ
チベット教育福祉基金:畠中 090-4425-4263
アサバアートスクエア 045-783-9705

チベットの唄姫、ソナム・ギャルモ(SOnam Gyalmo)
チベット亡命政府のあるインド・ダラムサラの近郊、ビール村よりやって来たソナム・ギャルモ。幼少のころから祖母に口伝えでチベットに古くから伝わる歌を教わり、平和と自由を願うチベットの人々応援すべく、素朴で力強い歌声とともにチベット民族の心をお届けします。




講演「チベットは今」:リンジン・ギャリ・野口



リンジン•ギャリ•野口
チベット文化研究所:教育福祉基金(NPO)理事
チベット カム地方領主の娘として生まれる。
1959年中国の侵略によりダライ・ラマ法王がインドへ亡命した後を追い、家族でインドへ亡命。インドで教育を受け、日本来日24年目、二児の母。
チベット文化研究所・和光大学・拓殖大学・フェリス女子大にて、チベット中心にヒマラヤ文化、チベット語の講師として活躍。




New !
今週の土曜日、18日、アサバアートスクエアでは
恒例の「TIBET VOICE』を行ないます。
これはチベットの未来を深く考えておられるリンジン先生の
一人でも関心を持って下さる方がいれば何処へでも話にいきます”

という熱意のもとに続いているイベントです。
是非一人でも多くの方々に 現在のチベットの現状を聞いていただきたいと切望して続けています。
18日は午前11時からスタート、15時からはチベットの歌姫、

ソナム・ギャルモの澄みきった歌声が称名寺に流れます。
お会いするのを楽しみにしています。  


浅葉和子












ネパール マンダラ絵画展



ネパール マンダラ絵画展 

 2014.10.11(土)-10.18(土)



ネパールのマンダラって?
ネパール密教では護符のような役割を持つ曼陀羅。地球上の「火・空・水・風・土」を表す5色を基本に、万物・宇宙・世界の一日に流れる様々なエネルギーの収束とそれからの始まり、永遠を表します。アサバアートスクエアでは、講師にチットカール•ディポック先生を迎え、マンダラの役割や意味などを理解しながら、一つ一つのモチーフを題材に技法や全体性を学んできました。その生徒たちによる第一回目の作品と、ディポック先生の展示と一日講座のご案内です。








2013年からアサバアートスクエアにてはじまった、ネパール王家専属の伝統絵師チットラカール家の32代目の継承者ディポック•チットラカールさんによる講座。隔週の日曜日、アサバにてディポックさんの楽しいお話と、打って変わって自らと向き合いながら絵筆を走らせる静謐な時間を過ごした、その生徒たちの初めての作品展です。


*アサバアートスクエア内にて受講中の風景です。


2014.10.13(月曜祝日)ネパールのマンダラ絵画講座

講師:チットカール•ディポック先生
14:00-15:30頃まで

ディポック先生の一日講座です。是非、あなたも奥深いマンダラの世界に触れてみませんか?



アサバアートスクエアにおけるマンダラ絵画講座について



お知らせ
●講座受講者随時募集中です。

毎月第2・4日曜日・10:30-12:30 *要予約
月謝8000円(月2回)材料費別[筆・紙・絵具など]

会場・予約・問い合わせ アサバアートスクエア
TEL:045-783-9705

チットカール•ディポック先生
ネパール王家専属の伝統絵師チットラカール家の32代目の継承者。ネパールの首都カトマンズで、約700年続く曼陀羅絵師の家系の生まれ。14世紀以降、同国公認で祭事の絵を任されている家柄。密教と曼陀羅は生活の一部で育った。8歳から祖父の手伝いで描き始め、大学時代には王宮付きの絵師として、国外からの公人をもてなす部屋を彩る役目も与った。大天井に曼陀羅を描くことも楽しんだという。王宮内での出会いから「どんな人でも、波があっても、ベースは同じだ」と学んだ。「楽しみもあったが、宮殿内ではまるで刀の上を歩くような緊張感があった」と、若き日の葛藤を朗らかに話す。当時は、篤い信頼が重圧にもなっていたという。3年勤め、新たな居場所を探して悩む中、祖父の知己を頼りにネパール密教最高位の師を訪ねた。そこで門外不出の経文(凡字)の意味を教わり、「曼陀羅は幸せのためにあるもの」と目から鱗が落ちるようにその存在意義に自信を持てるようになった。[タウンニュース横須賀版2010/7/16より]